業務用エアコンの取付は安全重視
業務用エアコンの取付は無資格では出来ません。必要な要素により持っていなければならない資格があるのです。基本的になければならないのが2種電気工事士以上であり、一般家庭の電源周囲や配線作業やコンセントの設置をすることが認められております。電気工事施工管理技士は施工管理技士国家資格であり、施工管理と主任技術者をすることが可能です。
業務用エアコンを取付ける場合には、ケースによってはガス溶接の作業が必要になる場合もあります。エアコンから室外機までの配管にイレギュラーな対応がある場合には、ガス溶接の技術を使って現場作業が発生するのです。また室内だけではなく室外の高い場所での設置工事がある場合には、高所作業車の運転が必要になります。業務用の取付といっても、現場により作業が大きく異なる場合があるのです。
家庭用よりもスペックが高く重量もあるモデルが多いので、設置は電気工事だけではなく落下や転倒を防ぐように工事をしなければなりません。オフィスだけではなく劇場や映画館やショッピングモールなど、不特定多数の人が集まる場所で大規模災害が起きた時に望まぬ二次災害を引き起こしてしまうリスクがあるからです。吹き抜け部分の屋根に埋没させた天井エアコンが、地震で落下したら三階から重量物が落下したことになります。下に居た人は怪我だけでは済みません。
施設のインフラに深くかかわる工事関係者は、機能だけではなくこうした防災意識だってなくてはならないのです。
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